アクアリウムで使用する水ですが、できるだけ不純物の少ない水を使用します。
脱塩素、重金属除去、コケの原因になるケイ酸塩、リン酸塩を除いた水が理想です。
海水はさらに高純度な水を使用します。
特に、サンゴを飼育する場合は、純度の高い純水が必用です。
淡水水槽で使用する純水
淡水で使用する純水は、海水で使用する純水ほどの水の純度は必要ありません。
脱塩素、重金属除去、コケの原因になるケイ酸塩、リン酸塩を除いた水が精製できる装置がよいです。
水道水に薬品を水に混ぜて金属や、イオン類は無毒化する製品もあります。
しかし完全に取り除くことはできません。
塩素は中和で除去できますが、金属は無毒化されているだけで、飼育水に存在することになります。
純水装置は、水槽に入れる水自体を不純物の少ない水を作ることができます。
海水で使用する純水装置も使えますが、水の純度が高いためミネラル分(淡水生物に必用なイオン類)が除去されている可能性があります。
淡水・海水用は、淡水でも海水でも使用できる。
海水用と海水で使用する事が前提の製品があります。
海水と淡水を同時にされている方は、海水用純水装置を買って、淡水用には後から必用なミネラル分を補充する方法もあります。
発売されている製品は沢山ありますので、検索してみることをオススメします。
「純水 淡水」、「純水 淡水 装置」で、検索すると沢山出てくると思います。
海水水槽で使用する純水
海水で使用する純水は、できるだけ純度の高い水が良いです。
海水に必用な成分が装置で奪われても問題ありません。
純水に海水を作成するための海水塩を入れる際に補充できるためです。
また、必用であれば、水質検査をして必用な成分を追加していきます。
純水作成の知識
ここからは、簡単な専門的な話になります。
純水作成は、どの製品でも構成はほど同じです。
- 水道水を活性炭の入った装置にいれます。
- 活性炭から出てきた水はRO膜(逆浸透膜)を通ります
- RO膜からでき来た水をイオン交換樹脂に通します
1から3の過程を通った水は、不純物が99%以上除去されている純水になります。
1から3の過程を通った水は、海水用純水として使用されます。
1から2の過程を通った水は、淡水用純水として使用されます。
淡水用、海水用はあくまで目安と思ってくださいね。
水質(純水)に関しては、TDSメーターで調べます。
TDMメーターは液体の導電率をテストするときに使用します。
0us/cmに近いほど、純度の高い水になります。
活性炭、逆浸透膜(RO膜)、イオン交換寿にの解説は、別ページで解説します。
※2021年7月現在は、まだ解説していません。
逆浸透膜と、イオン交換樹脂は高校の化学だったかなの教科書でもでてきますが、意外と難しいです。
浸透圧とはなにか、イオンとはなにかの基本から学ばなければなりません。
家庭で使う純水装置
実際、筆者が使用している純水装置を写真を載せてきますね。
- マーフィード マリンエキスパートマリンZ150
- マーフィード RGダッシュ
これらを組み合わせて使用しています。
主に、サンゴ水槽と、淡水水槽で使用しています。
淡水水槽で使用する際は、ミネラル分を添加して使用しています。
活性炭の入った物が上部、RO膜が下部になります。
活性炭、RO膜での使用も可能です。
海水を使用するなら下のイオン交換樹脂を使うことをオススメします。
イオン交換樹脂が入っている部分です。
上の二つを組み合わせて使います。
2つを合体させるとこのような見た目になります。
あまり、大きくはないのですが、収納に困る人もいるかもしれません。
20Lの純水を作成するのに、水圧と水の温度によって変わりますが、2時間かかります。
大型の純水装置装置を使えば、20L作製に3分くらいでできす(^_^;)
淡水・海水純水作製のまとめ
アクアリウムで使用する水ですが、できるだけ不純物の少ない水を使用します。
脱塩素、重金属除去、コケの原因になるケイ酸塩、リン酸塩を除いた水が理想です。
純水装置は、淡水用と海水用があります。
海水用は、純水の純度が高いです。
海水と淡水の両方を行っている方は、海水用を購入し、淡水用にはミネラル分を添加する方法があります。